更新日:2025.01.22
【2025年最新速報】すぐわかる外壁塗装の坪数別費用相場!価格が変動する要因も解説!

最新の外壁塗装の坪数別費用相場をご紹介します!
一般的な戸建て(30坪)の外壁塗装費用は約50万円~110万円となっており、塗料の種類や外壁の劣化状況によって費用は変化します。
今回は相場のご紹介から価格変動要因や実際の見積書のチェック方法、値下げのテクニックなどこれから外壁塗装を検討する方に役立つ情報をご紹介させていただきます!
Contents
1. 最新の外壁塗装の坪数別費用相場
まずは坪数別での外壁塗装費用相場をご紹介します。
【坪数別】外壁塗装の費用相場
坪数 | 塗装面積 | 費用相場 |
---|---|---|
20坪 | 79㎡ | 約30〜100万円 |
30坪 | 119㎡ | 約50〜110万円 |
40坪 | 158㎡ | 約70〜140万円 |
50坪 | 198㎡ | 約80〜170万円 |
60坪 | 238㎡ | 約110〜200万円 |
坪数は延べ床面積となりますので建物の床面積×階数の項目をご参照ください。
例えば1階の床面積が15坪で2階建ての場合は15坪×2=30坪となりますので、30坪の費用相場をご確認ください。
一般的に戸建て物件では延べ床面積が約30坪のケースが多いため、戸建て物件の外壁塗装では約50万円〜110万円程度の費用が発生するケースが多い状況となっています。
さらに外壁塗装に加えて屋根も塗装を実施する場合は下記のような相場感になっています。
【坪数別】外壁塗装+屋根塗装の費用相場
外壁塗装と同時に屋根塗装も実施する場合は、外壁塗装の金額に約20万円〜40万円の金額が上乗せされると見込んでおくと良いでしょう。
同時に屋根塗装をすることで費用が上がってしまうことはデメリットになりますが、ここで重要なのが足場代という観点になります。
住宅の塗装をする際は足場を組んで作業を行いますが、足場代は物件によって8万円〜40万円の費用が発生します。
仮に外壁塗装と屋根塗装を時期を分けて実施した場合、この足場代が2回発生してしまうため、1度に外壁と屋根どちらも塗装をした方が足場を再利用できるため安上がりになります。
外壁塗装を実施する築年数10年以上の物件では、外壁だけでなく屋根にも損傷が出始める時期になります。
そのため、合計金額は上がってしまいますが足場代を考えると外壁塗装と一緒に屋根塗装もしてしまった方がトータルでの費用はお得になる傾向があります。
また上記の費用相場はあくまで全国的な目安となり、費用は様々な要素によって上下します。
実際に自分の家の費用をお調べしたい場合は塗装業者に診断をしてもらうと正確な費用の把握が可能となりますので、一度無料の見積り診断をしてみることをおすすめします。
2. 外壁塗装の価格を決める要素は?
外壁塗装は主に以下の4要素によって価格が変動します。
① | 使用する塗料の種類 |
② | 使用する色の数 |
③ | 外壁・屋根の劣化状況 |
④ | 施工業者 |
使用する塗料の種類
価格変動の1つ目の要素は「使用する塗料の種類」です。
塗料の種類 | 耐用年数 | 費用相場 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 約5~7年 | 1,000~1,600/㎡ |
ウレタン塗料 | 約7~10年 | 1,700~2,500/㎡ |
シリコン塗料 | 約11~15年 | 2,500~3,500/㎡ |
フッ素塗料 | 約13~20年 | 3,500~5,000/㎡ |
無機塗料 | 約20~25年 | 3,800~5,500/㎡ |
塗料にも種類があり、耐用年数が長い塗料は費用も高くなる傾向にあります。
業者に見積りをしてもらう際は1つの塗料だけでなく複数の塗料での見積りを比較し、ご自身の予算感に合わせて塗料を選択することが重要です。
使用する色の数
価格変動の2つ目の要素は「使用する色の数」です。
1つの色での塗装と2つの色を使用した塗装では、複数色の塗料を準備することになるため2色での塗装の方が費用が上がりやすい傾向があります。
ツートンカラーの外壁などにしたい場合は、見積りの段階で業者に相談しながら決めると良いでしょう。
外壁・屋根の劣化状況
価格変動の3つ目の要素は「外壁・屋根の劣化状況」です。
塗装工事をしても修復できないレベルで劣化が進行していると、追加工事が必要となるため通常の塗装費用と比べて価格は上がりやすいです。
劣化レベル①:クラックやチョーキングが発生している
外壁にクラック(細かなひび割れ)やチョーキング(触ると粉が手に付着する)が発生しているのは、塗膜が劣化している1つのサインになります。
この段階であれば通常の塗装工事で十分修繕が可能な段階です。
劣化レベル②:外壁に藻やカビ、金属部分がさびている
藻やカビ、さびが出ているのは第二段階の劣化状態となります。
塗膜が保護力を失っているので、早めに修繕が必要な段階です。この段階になると洗浄作業や下地処理作業が通常よりも多くかかるため費用が上がりやすい傾向にあります。
劣化レベル③:外壁材・屋根材がボロボロになっている
塗膜が保護力を失っている状態を放置しておくと外壁材や屋根材そのものにダメージが行き、ボロボロとなり剥がれなどが発生してきます。
この段階になってしまうと、ただ塗装工事をしただけでは回復はしないため外壁材、屋根材を上から被せる「カバー工法」という処置が必要になってきます。
「カバー工法」は120~200万円ほどかかる高額な工事になるため、劣化初期段階と比べるとかなり高額な修復工事になってしまいます。
また、劣化状態が末期の場合ですとカバー工法も使えないため、外壁材・屋根材の張り替えが必要になり、約150~250万円とさらに高額な工事費が発生してしまいます。
この段階になると外壁・屋根だけでなく内装や家の構造材自体にもダメージが行っている可能性もあるため他の工事も必要になる可能性があります。
日頃、雨風や紫外線からダメージを受けている外壁・屋根は劣化レベルが低い段階で対処をすることが長期的な住宅保全、修繕費用低下につながるため、早めの対処をおすすめします。
施工業者
価格変動の4つ目の要素は「施工業者」です。
依頼する業者をどこにするかによって非常に大きく費用は変動します。
外壁塗装や屋根塗装をしている業者には大きく分けて①ハウスメーカー・工務店②塗装専門業者③ガスなどのエネルギー系の事業者④ホームセンター・量販店の4種類の事業者がいます。
またその分類の中でも自社で塗装職人を保有している「自社施工」の事業者と他社に施工を委託している「下請け施工」の事業者がおり、「自社施工」の業者の方が費用は低くなりやすいです。
各社でアフター保証の充実や原材料の仕入れ力などによる金額差分など特色が分かれますので、自分が求めている条件に合う業者を見つけることが大切になります。
実際、相見積もりを取ってみると業者によっては50万円も金額は変わることもありますので、適正価格で実施するためにも最低でも3社の相見積もりを取ってみた方が良いでしょう。
3. 外壁塗装費用の内訳は?見積事例からチェックポイントを学ぼう!
外壁塗装費用の見積事例(30坪の場合)
優良業者での見積書は以下の形式になっているケースが多いです。
実際の見積事例から外壁塗装費用の内訳を確認してみましょう。
品名 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
仮設工事 | ||||
足場組み立て・解体 | 225 | ㎡ | 800 | 180,000 |
養生(飛散防止シート) | 225 | ㎡ | 200 | 45,000 |
外壁塗装 | ||||
高圧洗浄 | 119 | ㎡ | 250 | 29,750 |
高圧洗浄 | 119 | ㎡ | 250 | 29,750 |
外壁塗装 下塗り(シラー) | 119 | ㎡ | 800 | 297,500 |
外壁塗装 中塗り・上塗り(シリコン塗料) | 119 | ㎡ | 2,800 | 23,800 |
付帯部塗装 | ||||
雨樋 | 50 | ㎡ | 600 | 30,000 |
破風 | 40 | ㎡ | 900 | 36,000 |
諸経費(廃棄物処理・交通費・雑費) | 式 | ㎡ | 20,000 | 20,000 |
諸経費(廃棄物処理・交通費・雑費) | 式 | ㎡ | 20,000 | 20,000 |
合計 | 757,250 |
こんな見積書は注意!見積書のチェックポイント
見積書の妥当性を判断する上では以下のポイントに注意してください。
①数量記載がなく「一式 〇〇円」となっている項目が多いのは注意!
正確な数量の記載がなく一式でまとめられている項目が多い場合は要注意です。
単純にわかりにくく費用の妥当性が判断しづらいのもありますが、中には高額な請求をするために一式でまとめてわざとわかりにくい見積書を提出する悪徳業者もいますので注意してください。
②塗料やメーカー名の記載がないものは注意!
注文と異なる塗料を使用していたため耐用年数が短くなってしまったなどのトラブルに繋がる可能性もありますので、使用する塗料種類やメーカー名が入っていない場合は、念の為業者に確認することをおすすめします。
③諸経費が異常に高いものは要注意!
諸経費は廃棄物処理や交通費など業者が施工をするにあたり必要となった経費が入りますので、業者によっていくら計上するかは異なりますが、相場的には工事費の5~18%ほどが相場となっています。
明らかに高すぎる場合は業者に内訳を聞いてみると良いかもしれません。
4. 外壁塗装はどうすれば安くなる?値下げのテクニックを公開
外壁塗装を安くするテクニックとしては以下が有効です。
助成金や補助金、火災保険、地震保険などの活用ができるかチェック
お住まいの自治体によっては「住宅リフォーム資金助成」や「省エネ住宅改修補助金」などの補助金が使える場合がありますので、各自治体に確認しておくと良いでしょう。
また台風や大雨、地震などの災害影響による被害の修復であれば火災保険や地震保険が活用できるケースもあります。
もし加入されているようであれば一度保険証書を確認した上で保険を活用できるか問い合わせてみましょう。
施工時期を梅雨時期や冬、業者の決算月に設定する
梅雨の時期である5月〜6月頃や冬の12月〜2月などは通常雨や雪の影響で外壁塗装に向かない時期のため、業者側で工事費用を値引きしているケースもあります。
一方で雨や雪で工事を中断することで工期が長引くというデメリットも存在します。通常工事期間が長引くことでの追加費用は発生しませんが、工事期間中は足場が立ち外観もよくないため、工事期間の長さや予算によって判断をすることをおすすめします。
また業者の決算月などでは決算キャンペーンを実施しており通常よりもお得に施工できるケースもありますので、決算月の多い3月なども狙い目となります。
地元の自社施工の業者をメインに複数社の相見積もりをする
資材運搬費や作業員の交通費を考えると他県の業者よりも地元密着の業者の方が安上がりな傾向にあります。
また施工を下請けに委託している業者よりも自社施工の業者の方が中間マージンがカットされるため工事費が安くなる傾向がございます。
そのため費用を抑えることを考えるのであれば、地元密着の業者かつ自社施工の業者に依頼をすることが最も費用を抑えられるパターンになります。
さらに最低でも3社は相見積もりをとり、比較検討することで追加のお値引きが発生するケースもありますので、相見積もりの取得は安心材料としても非常に有効です。
5. 外壁塗装で使える支払い方法
外壁塗装で使える支払い方法としては以下の3パターンがあります。
- 現金(一括払い、2~3回払い)
- クレジットカード
- リフォームローン
現金(一括払い、2~3回払い)
現金は最もスタンダードな支払い方法になります。
一括払いであれば工事が完了後に支払いを行うので安心して支払いができる点がメリットになります。
2回・3回払いと分けることも可能ですが、施工前に支払いが発生するため一括払いと比較すると安心面では劣ります。また通常の戸建てで3回払いを指定されるケースは少ないので、3回払いを求める業者は要注意です。
クレジットカード
業者によってはクレジットカードでの支払いも可能なケースがあります。
クレジットカードを使えば分割払い化も可能ですし、ポイントも貯まるため高額な外壁塗装のお支払いとしてはお得な支払い方法といえます。
クレジットカードが使えるかはご依頼先の業者に一度確認をしてみましょう。
リフォームローン
外壁塗装はローンでのお支払いも可能です。
分割払いでも1回の支払いあたり30~40万円になるため、支払いが厳しいという場合にはローンの活用を模索するのが良いでしょう。
ローンの申請先としては下記の4パターンがございます。
- 住宅ローンの借入先
- 施工業者
- 銀行
- その他
各申請先によって金利が異なりますので、各金融機関や業者に確認をしながら進めることをおすすめします。
6. まとめ
ここまでの内容をまとめてみましょう。外壁塗装の費用相場を知るご参考にされてください。
- 外壁塗装、屋根塗装は坪数(延べ床面積)によって変動し、一般的な戸建て(30坪)では外壁塗装の場合、約50~110万円。屋根塗装も同時にすると約70~130万円が相場。
- 屋根塗装も同時にすると費用は上がるが、足場代を考えると長期的には同時に塗装をする方が安上がりになる。
- 外壁塗装の費用は①使用する塗料②使用する色の数③外壁や屋根の劣化状況④依頼する業者の4つの要素で主に価格変動が起きる。
- 塗装工事は劣化状況が軽微なうちに実施をする方が安上がり。劣化が進行すると他の修繕費も必要となるケースがある。
- 見積書は数量や塗料の種類など詳細に記載されているかをチェック。悪徳業者の場合は「一式〇〇」とまとめてぼやかしているケースが多い。
- 外壁塗装費用を安くするには①助成金、補助金や火災保険などの活用②施工時期を梅雨や冬季③地元の自社施工施工業者を相見積もりの3つのテクニックが有効。
- 支払い方法としては①現金②クレジットカード③リフォームローンの3つの方法が存在する。希望の支払い方法を業者に確認することが必要。
外壁塗装や屋根塗装はお家の外観や機能性を改善するリフォームであり、高額の出費となりますので、後悔がないよう依頼する業者や実施時期、塗料の種類などをじっくり検討してみましょう。
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